春の多湿は廃カビ注意
最近では温かい日が続き、すっかり春の気候になってきました。
ただ温かい日に雨が降ると廃カビになりやすくなります。要注意ですよ。
廃カビ病の概要
病原菌の種類:糸状菌
病原菌が寄生し増殖し発病します。
特に果実での被害が多く、軟化→カビという流れになります。
廃カビが発生しやすい条件
・温度 20℃前後 30℃以上では活動が弱くなります。
・曇雨天の時に胞子を飛散
春の雨の日はベスト条件になってきますね。
廃カビ病対策
この時期は収穫が忙しく、なかなかピンポイントで防除できないですよね。
防除ができないのであれば、せめて廃カビが好まない環境を作って予防しましょう。
とにかく換気が大事です。
夜温が高い雨の日などはハウスのサイドを少し開けて空気を動かすことも大事です。
できることはやっておきましょう。
余裕があるなら雨があがれば防除して下さい。
ラクトプラス1000倍は廃カビに良く効きますよ!!
ちなみにAIによる廃カビ予測も可能な時代になりました。
AIによる病害虫予測サービスが商品化されています
とうとうAIが農業に参入する時代が来ました。
電動機器の大手メーカーであるBOSCHにより開発されました。
商品名は「Plantect」になります。
Plantectの概要
温度、湿度、CO2濃度、日照を常にモニタリングし、それをAIで解析し病害虫を予測するというものです。
現状ではトマトの廃カビの予測しかできないようです。
ただしトマトの廃カビの予想精度は92%とかなり優秀。
基本的には以下の物だけで良いみたい。特別な工事は必要ないという点は気軽に取り組めるのかもしれません。
そもそもAIとは何?
AI=人工知能ってことは知られていますが、結局よくわからないですよね。
プログラミングと何が違うの?って話ですが、プログラミングは決まった作業を正確に行うことに目的をおいています。対してAIは様々な情報をデーターベースに貯め込み、そこから最適な判断を提示することが目的です。
だからAIは情報を貯め込むほど正確な判断ができるようになるのです。
今回の商品も使う人が増えれば増えるほど精度が増してくると思いますよ。
多くの農家さんの経験を全て記憶し、最適な判断をするのですから凄いですよね。
BOSCHのPlantectに期待すること
農業においてAIの利用価値は高いと思います。ただ現状では廃カビのみしか対応していないなど、まだまだデーター不足なのでしょう。
今後利用者が増え、経験を蓄積していくことで病害虫予測の幅が広がると思います。
そのためには多くの方が利用する必要がありますね。
まとめ
ついに農業にもAIの時代が来ました。
昨年までは農業EXPOでもモニタリング技術が主流だったのに、時代の流れは速いですね。今年のEXPOでは確実にAIを利用した技術がブースに並ぶでしょう。
AIの後はブロックチェーンの利用っていう未来が見える・・・
春を感じる様になりました。
寒さの峠は越えて、いよいよ春らしくなってきました。
新葉も立ってきて、ハウス内からは活き活きとした雰囲気を感じ取れますね。
農家さんからも安心感が感じられます。
春の管理に変える
今までは保温して樹勢維持に努めてきましたが、これからは樹勢を抑えて下さい。
春化が進み過ぎると木ボケになり、花が弱くなります。
日中20℃を意識して冷やしましょう。
記録的な大雪
ハウスの倒壊等もあり、かなりの被害が発生しております。
今回の大雪の原因
今回の大雪の原因は2つあるようです。
1.ラニーニャ現象
エルニーニョやラニーニャって良く耳にするけど何なのって思っていました。
要は図のように東風の強弱によって湿った空気がどこの位置にくるかって話。
今回はラニーニャ現象だったから湿った空気が太平洋にきて大雪になったみたいです。
ラニーニャもエルニーニョも異常気象を引き起こす可能性があるので要注意です。
資料:気象庁
2.12年ぶりの黒潮大蛇行
黒潮が大きく蛇行する年は異常気象が発生し豪雪になる可能性が高い様です。
雪だけでなく、台風や漁業、農業などあらゆることに影響するようです。
しかも期間が長い。
過去の黒潮大蛇行
今回が12年ぶりです。いつまで続くのでしょう?
ちなみに9月末の時点で気象庁は発表して警戒してた様です。
今更ながら、知っていたら対処方法が変わってたかな?
今後は天候予想もチェックしながら、作柄を考える必要がありますね。
いちご一会のメンバーとの勉強会
雅ブランドを作って頂いている農家さんと勉強会を行いました。
今シーズンは天候が厳しく、全国的に出荷量が少ない状態が続いています。
そんな状況を踏まえて、春根が動き出しステージが切り替わる2月の管理の確認をしました。
樹勢が強くなりすぎることが予想されます。
・窒素を控える
・着果負担をかける
など
できることからやっていきましょう。
CROWN BERRYのイチゴサンド
岐阜市にあるCROWN BERRYさんがイチゴのサンドウィッチ店をオープンしました。
CROWN BERRY
Crown berry (@tomoyoshi_sengoku) | Instagram photos and videos
岐阜市岩田で営業しています。
目玉商品がこれね↓
イチゴのサンド。
たっぷりのクリームと完熟イチゴの組み合わせはずるいでしょ!うまいに決まってますやん!
インスタも栄えまくりで、インスタ女子の中でも話題になっています。
ロゴも良いよね。
大雅も負けじとインスタ栄え商品を始めました。
特大サイズの1個売り
サイズ感がわかりにくいかな?
以前からあった紅白イチゴにも負けないくらいの存在感。
写真に写っているミカンと比べて下さいよ!
ただこの商品は数量限定でなかなか手に入らないレア商品です。もし見つけたら是非お試し下さい。岐阜駅で販売されていますよ!
SNSで苺の断面図カタログが拡散中って知ってましたか?
今築地市場ドットコムさんが投稿した1枚のカタログが絶賛拡散中だって知ってましたか?
投稿されたカタログがこちら。
2018年1月13日に投稿して既に2.6万件のリツイートされています。おそらく100万アクセスは確実にあるでしょう。
どうしてバズるほど拡散しているのか?
最初この話題がタイムラインで流れてきた時に正直驚きました。
イチゴの断面図に驚いた訳ではないですよ。
一般の人がこの画像に喰い付いていることに驚きました。
おそらく一般の人は断面よりもこんなに品種があるの?って思って拡散したんだと思います。
イチゴが好きな方でも品種にこだわって購入している方がどれだけいるでしょう?
ほぼイチゴならどれでも良いって感覚で購入しているのではないでしょうか。
築地市場ドットコムさんは断面というマニアックな切り口でイチゴの品種がたくさんあることを世の中に広めたかったのではないでしょうか?
今回バズったおかげで取材申し込みが多数寄せられているようです。作戦大成功ですね。
まとめ
今回の件でまだまだイチゴは世の中に知れ渡っていないなと確信しました。
今後は品種に興味を持つ人が増えていくのではないでしょうか。イチゴ先進国の日本でさえもこの状態です。市場は拡大ですね。
ちなみに弊社のやまがたいちご楽園雅でも紅ほっぺ、章姫、かおりの、パールホワイトを取り扱っていますよ。是非食べ比べを楽しんでください。