大雅営業部のいちご名人への道

株式会社大雅(オーガ)の営業部の公式ブログです。いちご栽培の情報を中心に色々なジャンルの情報を書いていきたいと思います。

BLOF理論勉強会

花ごころさんに誘われBLOF理論の勉強会に参加してきました。

 

BLOF理論って?

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この図で説明されているように、アミノ酸主体の堆肥や肥料に、必要に応じて微量要素を入れて太陽熱処理で土壌物理性と菌層を整えて、健全で美味しい作物を作りましょうっていう技術です。

 

一言で言えば

「土作りをしっかりして、有機肥料で栽培し、微量要素を大事にしましょう」

 

当たり前の様に感じますよね。

特に大雅のやり方でやっている農家さんは当たり前だと思ったと思います。

でも現代の農業ではできていないことなのかもしれません。

日本では収量重視でかつ面積に限りがあるため連作になります。

つまり化学肥料で生産性を上げようって考えに陥りやすいのです。

化学肥料の多用の結果、健全な作物が取れなくなります。

 

この様な話を科学的に見直そうって理論がBLOF理論です。

 

健全な作物は病害虫にかかりにくい

この様な経験をしたことはないでしょうか?

これは科学的に証明されている事実です。

 

化学肥料を多用した不健全な作物は細胞壁に問題があり病害虫にやられると回復が遅く、その間にエチレンガスが発生し、病害虫を呼び込んでしまう様です。

 

つまり不健全な作物の方へ寄り付き易い結果、健全な作物は病害虫の被害が少なくなる様です。

 

周りのハウスでは病害虫が発生しているけど、うちは特に何もしていないけど発生しないなって経験があると思います。

偶然では無いのです。

 

今後について

昔からやっている大雅のスタイルは時代の最先端を走っているのかもしれません。

この大雅のスタイルをもっと科学的に見直し、土地にあった施肥設計をしていかないといけないなと思いました。

 

蜜蜂が不足

先月末から蜜蜂が不足して出荷制限がかかっています。

 

蜜蜂が不足する原因

近年ミツバチ不足のニュースがよく報じられます。

考えられる理由として、、、

蜜蜂に寄生するダニ、北海道や東北の長雨、農薬の被害、養蜂業者の減少などでしょうか。

 

イチゴのハウス内は蜜蜂にとっては辛い環境

イチゴ栽培にはミツバチの受粉が欠かせませんが、ミツバチにとってはイチゴの花粉では物足りないんです。

そのため、人工花粉、砂糖水などを補う必要があります。

また巣箱を動かし過ぎないことも大事です。

いずれにせよミツバチにとって少しでも良い環境にしてあげる努力が大事です。

 

巣箱を盗まれた被害も発生

ミツバチの不足により巣箱ごと盗まれた事例が発生しています。

アザミウマに注意

3月になりハウス内は春めいてきました。

これからはアザミウマを意識しないといけませんね。

 

アザミウマ

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1〜2mm程の小さな虫です。風に乗って飛来してきます。

アザミウマが花粉を食べるとオレンジ色の硬いイチゴができてしまい商品になりません。

 

被害が現れてからでは遅いので、早めに対処しましょう。

 

効果が高い薬とタイミング

やはりスピノエース一択でしょう。

2回までしか使えないので使うタイミングが重要です。

まずはカウンターなどで密度を減らしておいて、3月中以降からスピノエースで防除が良いと思います。

 

いずれにせよ、対処は早めに!!

イチゴを食べるネズミ駆除の秘密兵器

イチゴ農家を悩ませる害獣としてネズミがあげられます。

今回は果実を食べるネズミの対処法をご紹介します。

 

ネズミ駆除の秘密兵器

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チュートルマン

気味悪いほど捕れるネズミ捕り器チュートルマンの通信販売:テクノ株式会社

公式サイトにも「気持ち悪いほど獲れる」と書かれています。期待できますねw

 

農家さんが実際に使用してみた

 

仕掛ける箇所

ネズミはマルチに穴を開けてイチゴを食べます。

つまりマルチの穴の下に通り道があるはずです。

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▲ネズミが開けた穴

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▲マルチをめくると獣道の様な跡が 

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▲この様に仕掛けるだけ

 

仕掛けの中に餌を入れなくても良いそうですが、イチゴを入れておくと捕獲率が格段に良くなるそうです。皮肉ですね、、、。

 

 

 

イチゴが作ってくれた縁

愛知県から新規就農したいという方が訪ねてきてくれました。

 

スーパーで買ったイチゴが美味しかった

 

その方はもともとイチゴ農家になりたくて勉強中なのですが、たまたまスーパーで大雅ファームのイチゴに出会って甘くて感激されたそうです!!

それで訪ねて来てくれたそうです。

嬉しいですよね。

 

今後もイチゴを食べた方がこんなイチゴを作りたい!と奮起する方がででくるかもしれません。

皆さんとそんなイチゴを作っていきたいなと思いました。

一口では食べれない大きなイチゴ

1月下から2月上旬まではイチゴが最大になる時期です。

中には100gを超えるイチゴもなります。

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何年もイチゴを見ていますが毎年この様なビッグサイズを見るたびにビックリします。

普段イチゴを見ていない人にっとっては尚更だと思います。

こんな大きなイチゴは今だけですからスーパーで見かけたら買いですよ!!

 

 

 

三河のイチゴ

今日は三河へ行って来ました。

三河は太平洋の側ということもあり、岐阜や北陸とは一味違った生育をみせてくれます。

 

株は強めで花数多め

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岐阜では摘果を口うるさく薦めていますが、三河地区では業務用イチゴも出荷するため、ほぼ摘果無しで管理します。(今後は少し摘果します。)

そのため株は強めで管理されます。

その分ダニには悩まされますが・・・。

 

三河で流行っているダニ対策

岐阜よりもダニの被害が多く長年苦労してきましたが、ここ最近では落ち着いてきました。

トモノールSでの定期防除

簡単に言えば油剤です。これで窒息させます。

かなり効果があるようですよ!

ただし

花粉の固着や薬害のリスクは伴います。

花が多い時は控えた方が良いです。

トモノールS、気になる資材です。