イチゴを食べるネズミ駆除の秘密兵器
イチゴ農家を悩ませる害獣としてネズミがあげられます。
今回は果実を食べるネズミの対処法をご紹介します。
ネズミ駆除の秘密兵器
チュートルマン
気味悪いほど捕れるネズミ捕り器チュートルマンの通信販売:テクノ株式会社
公式サイトにも「気持ち悪いほど獲れる」と書かれています。期待できますねw
農家さんが実際に使用してみた
仕掛ける箇所
ネズミはマルチに穴を開けてイチゴを食べます。
つまりマルチの穴の下に通り道があるはずです。
▲ネズミが開けた穴
▲マルチをめくると獣道の様な跡が
▲この様に仕掛けるだけ
仕掛けの中に餌を入れなくても良いそうですが、イチゴを入れておくと捕獲率が格段に良くなるそうです。皮肉ですね、、、。
イチゴが作ってくれた縁
愛知県から新規就農したいという方が訪ねてきてくれました。
スーパーで買ったイチゴが美味しかった
その方はもともとイチゴ農家になりたくて勉強中なのですが、たまたまスーパーで大雅ファームのイチゴに出会って甘くて感激されたそうです!!
それで訪ねて来てくれたそうです。
嬉しいですよね。
今後もイチゴを食べた方がこんなイチゴを作りたい!と奮起する方がででくるかもしれません。
皆さんとそんなイチゴを作っていきたいなと思いました。
一口では食べれない大きなイチゴ
1月下から2月上旬まではイチゴが最大になる時期です。
中には100gを超えるイチゴもなります。
何年もイチゴを見ていますが毎年この様なビッグサイズを見るたびにビックリします。
普段イチゴを見ていない人にっとっては尚更だと思います。
こんな大きなイチゴは今だけですからスーパーで見かけたら買いですよ!!
三河のイチゴ
今日は三河へ行って来ました。
三河は太平洋の側ということもあり、岐阜や北陸とは一味違った生育をみせてくれます。
株は強めで花数多め
岐阜では摘果を口うるさく薦めていますが、三河地区では業務用イチゴも出荷するため、ほぼ摘果無しで管理します。(今後は少し摘果します。)
そのため株は強めで管理されます。
その分ダニには悩まされますが・・・。
三河で流行っているダニ対策
岐阜よりもダニの被害が多く長年苦労してきましたが、ここ最近では落ち着いてきました。
トモノールSでの定期防除
簡単に言えば油剤です。これで窒息させます。
かなり効果があるようですよ!
ただし
花粉の固着や薬害のリスクは伴います。
花が多い時は控えた方が良いです。
トモノールS、気になる資材です。
キンカク病対策には換気が一番
美濃娘は2番花が出始め、まだまだ忙しい状況の農家さんがいます。
忙しいからといって管理を後回しにしていると、色々と病気が発生したり、病気の発見に遅れたりするんですよね。
換気を怠るとキンカク病が発生しやすい
株元が腐り綿上の菌が発生します。
定植時に深植えをしても発生し易いですね。
キンカク対策
セイビア⇒ラクトプラスの連続防除が良いかな。
でも基本はハウス内の環境づくりが大事。
ナメクジ被害
本日仕事始めでした。
朝礼では社員みんなで新年の抱負を発表し2017年の仕事スタートです。
圃場をまわるとナメクジの被害が多いなと感じました。
ナメクジの被害
ナメクジはイチゴの果実を食べます。
当然ナメクジの被害にあったイチゴは集荷できません。
しかも大きくて甘そうなイチゴを狙っているようにみえます。
ナメクジ対策
①ビール
ビールの臭いに寄ってきてビールを飲んで溺死するようです。
ただし発泡酒ではなく本物を!!
②酢
殺虫剤として利用できるようです。
③SAT-1(忌避剤)
弊社でも取り扱っています。
かん水チューブで流すだけで20~30日間効果があります。かなりの効果がありますよ!!
ただしチリカブリダニ等の天敵導入の1カ月前までの使用。