育苗の重要期へ向けての準備
7月の下旬には親株の切り離し、挿し苗など病気になり易い工程が始まります。それに向けて準備を行います。
挿し苗は7月の上旬から痩せさせる
挿し苗は一気に根を出させる必要があるため、ややストレスがかかった状態で挿します。
そのため体内の肥料濃度を下げて、やや赤くなるまで痩せさせる必要があります。
今年から初めて育苗する農家さん。
苗数もある程度確保できたので、そろそろEC値を下げていきます。
育苗の重要期を乗り切るための下準備が大切です!
雨が少なく親株がストレス
東海地方はとっくに梅雨入りしているはずなんですが、まったく降りませんね。
苗も人間も暑さでフラフラです。
水不足によるストレス
雨が少なく例年よりも親株の弱りが目立ちます。
軸が赤くなったり葉にツヤがなくなったりしていませんか?
蒸散量が多くなり例年通りのかん水では水不足におちいりやすいかもしれません。
ストレスを感じた苗には葉面散布で回復
やはり置き肥えだけでは辛いかもれません。
豊作300倍とスーパーアシスト500倍を交互に葉面散布しましょう。
子苗の受けが始まり、更に疲れが出てくる時です。
雨が少なく散布も順調に進んでいます
天気に恵まれ、堆肥の製造、散布共に順調に進んでいます。
農家さんに喜んでいただくため、暑さに負けずにこなしています。
ありがたいことにまだまだ予約でいっぱいです。頑張ります。
明日は久しぶりの雨予報です。植物にとっても人間にとっても恵みの雨ですね!
いちご楽園雅の片づけ
堆肥散布事業が今年もスタートしました
毎年恒例の堆肥散布が今年もスタートしました。
土つくりは大事だけど、堆肥を撒く元気が無い
若い農家さんならご自身で堆肥散布できるでしょうが、年とった農家さんや他の作業で忙しい農家さんはなかなか堆肥散布をやれません。
その様な農家さんを少しでも助けられたらと思い、この事業をスタートしました。
散布事業も、もう10年以上経ちます。
けっこう狭い圃場でも入っていきます。
天然のサウナ状態ですが、農家さんに喜んで頂くため頑張ります。
カキノヒメヨコバイの被害が発生し始めました
昨年カキノヒメヨコバイの被害が多かったことを覚えていますか?
今年も被害が出始めました。ご注意ください。
カキノヒメヨコバイとは
もともとは柿の害虫でしたが、最近では柿の防除によりイチゴ飛来し被害が出るようになったのでしょうか?
葉脈に小さな穴を開け、そこから吸汁する。
それにより葉の縮れがおき、株が委縮します。
▲この様に色むらができ、よじれがある株は要チェック!!
これらは次から次へと移っていきます。被害が発生した時には既に他の株に移っていることもあります。
カキノヒメヨコバイの対処法
基本的には簡単に対処できるようですが、いちごに登録がおりている農薬が少ない。
モスピラン2000倍くらいです。
ウィルスを媒介する可能性もありますので念のためラクトプラスを混用します。
※バリダシンが良いのですが使えなくなりました。
7月がピークとなります。早めに対処しましょう。
初めての親株管理
現在育苗の支援をさせて頂いている方と親株管理の作業を行いました。
収穫株を親株に
普通は収穫株をそのまま親株にすることはないですが、今回は育苗施設も無いですし仕方ありません。
収穫株を親株として使いナイアガラ育苗を行います。
今日は収穫株を親株にするためサッパリさせました。
葉かき、芽かき、花取りなど行いました。
ストレス軽減のため潅水を増やして、管理後は防除です。
皆さん初めてのことで、不安でしょうからしっかりフォローしていきたいと思います。
苗つくりサポート
岐阜のいちご狩り農園が今年から苗つくりを始めます。
初めての苗つくりですから、うまくいく様にサポートすることになりました。
苗8作と言われる程ですから、責任重大です。
苗つくりは不安でいっぱいだけど余計な心配は必要ない
イチゴの苗つくりおいて心配なことが炭疽病です。
毎年全滅してしまう農家さんもみえます。
病気の怖さを知っている分苗つくりに神経質になってしまい、手をかけ過ぎてしまったりと余計なことをしてしまいます。
大胆さと細心さの両方が必要
言うは易しって感じですよね・・・
弊社農園も将来的には苗つくりを始める予定です。
自分自身で色々体験していくことが力になると思います。