来作の注文取り
今作もいよいよラストスパートですね。
既に今作も終了した方もみえます。(海津は終了した農家さんが多いです)
来作の土つくり
注文取りに回っていると「もう注文取り!?」って声をよく聞きます。
1年って早いですよね。
そうなんです。もう来作の準備が始まりました。
今作からコズミック(新商品)を設計に組み込みました
コズミックとは・・・
一言で説明すると生命力を上げる資材です。
下の写真を見てもらうとわかると思いますがあきらかにコズミックを入れた水の方が活き活きとしていますよね。
▲左:ミネラルウォーター 中:水道水 右:コズミック入り(10日経過)
元はただの水ですよ。
このコズミックを土つくりに使えば良い結果がでることは明らかですよね。
来作が楽しみです!!
病気にかかる、かからないの差
今日は静岡、愛知に行ってきました。
今日行った静岡県中部は日本一日照時間が長いそうですよ。
日照の違いで作物の生育や品種の選定などかなり違う部分があります。
現在うどんこや灰カビに悩んでいる人もいれば、全く心配ない方もみえる。その差は?
どこの産地でも病気になる圃場、そうでない圃場ってあると思います。
それは気候が良い静岡や愛知でも起こるのです。
ではなぜそんなに差が生じるのでしょうか?
病気になる前に対処
これがすごく大事だと、三河のベテラン農家さんが言っていました。
当たり前のことなんですが、病気を未然に防ぐことができていないのだと思います。
予防のポイント
①タイミング
物事にはタイミングがあります。病原菌の増殖していくタイミング、株の成長のタイミングなどなど
これらの見極めが重要です。
②病気になりにくい体力(生命力)をつける。
人間でも同じだと思います。やはり弱いものから負けていきます。
③防除資材の選定
化学農薬は効果の有無が変化することを実感しませんか?
どうしても耐性ができてしまいます。使ってみないとわからない場合があるように感じます。
そんな中、生物農薬などの微生物資材や天然由来の資材は効果のムラが少ないように感じます。
最近よく思うのですがラクトプラス(乳酸菌+こ草菌)やイロハコート(天然被膜)やSAT1(天然忌避剤)をメインに利用し続けた方が間違い無いのではないかな?
この様な資材をメインに利用している農家さん程病害虫に悩んでいない気がします。
灰カビが目立ってきました
先週末の雨によって灰カビが発生しました。
今週末から来週にかけても要注意
今週末から来週にかけては湿度が高くさらに夜温も高い予報です。
この様な天候は灰カビの発生にはもってこいです。
雨が降っていても少しは換気をしましょう。
灰カビの対応策
少しでも被害を減らす方法は
ラクトプラス500倍の散布です。
背負いでも良いので雨の前後で散布しておきましょう!!
チリカブリダニの見極め
ダニの天敵資材としてチリカブリダニを導入されている方が多いと思います。
ただ入れたら安心して良いわけではなく、導入後に効いているのか、効いていないのかを判断する必要があります。
チリカブリダニの見極め
1、新葉にダニの被害が無く、ダニの発生箇所が広がらない場合
この場合は効いていると判断しても良いでしょう。
2、ダニの発生箇所の広がりは無いが、発生箇所の新葉にダニの被害がある場合
この場合は一進一退です。天敵資材の追加が良いでしょう。
3、新たな発生箇所が生じた場合
この場合は効いていないと判断して防除を行う必要があります。
天敵導入後にも使用可能な効果のある防除資材
サフオイル300倍+まくぴか3000倍
チリカブリダニとハダニでは呼吸器の位置が違うため気門封鎖資材でも使用可能の様です。
詳細はサフオイルの公式サイトでご確認ください。
BLOF理論勉強会
花ごころさんに誘われBLOF理論の勉強会に参加してきました。
BLOF理論って?
この図で説明されているように、アミノ酸主体の堆肥や肥料に、必要に応じて微量要素を入れて太陽熱処理で土壌物理性と菌層を整えて、健全で美味しい作物を作りましょうっていう技術です。
一言で言えば
「土作りをしっかりして、有機肥料で栽培し、微量要素を大事にしましょう」
当たり前の様に感じますよね。
特に大雅のやり方でやっている農家さんは当たり前だと思ったと思います。
でも現代の農業ではできていないことなのかもしれません。
日本では収量重視でかつ面積に限りがあるため連作になります。
つまり化学肥料で生産性を上げようって考えに陥りやすいのです。
化学肥料の多用の結果、健全な作物が取れなくなります。
この様な話を科学的に見直そうって理論がBLOF理論です。
健全な作物は病害虫にかかりにくい
この様な経験をしたことはないでしょうか?
これは科学的に証明されている事実です。
化学肥料を多用した不健全な作物は細胞壁に問題があり病害虫にやられると回復が遅く、その間にエチレンガスが発生し、病害虫を呼び込んでしまう様です。
つまり不健全な作物の方へ寄り付き易い結果、健全な作物は病害虫の被害が少なくなる様です。
周りのハウスでは病害虫が発生しているけど、うちは特に何もしていないけど発生しないなって経験があると思います。
偶然では無いのです。
今後について
昔からやっている大雅のスタイルは時代の最先端を走っているのかもしれません。
この大雅のスタイルをもっと科学的に見直し、土地にあった施肥設計をしていかないといけないなと思いました。
蜜蜂が不足
先月末から蜜蜂が不足して出荷制限がかかっています。
蜜蜂が不足する原因
近年ミツバチ不足のニュースがよく報じられます。
考えられる理由として、、、
蜜蜂に寄生するダニ、北海道や東北の長雨、農薬の被害、養蜂業者の減少などでしょうか。
イチゴのハウス内は蜜蜂にとっては辛い環境
イチゴ栽培にはミツバチの受粉が欠かせませんが、ミツバチにとってはイチゴの花粉では物足りないんです。
そのため、人工花粉、砂糖水などを補う必要があります。
また巣箱を動かし過ぎないことも大事です。
いずれにせよミツバチにとって少しでも良い環境にしてあげる努力が大事です。
巣箱を盗まれた被害も発生
ミツバチの不足により巣箱ごと盗まれた事例が発生しています。